去る4月23日にサンジョルディのpop up shopに花屋担当として参加させていただいた。このイベントは今年で3回目を迎え、去年からお声かけしていただいている。
サンジョルディとは、スペインはカタルーニャ地方の祝祭日で男性は女性に花を、女性は男性に本を贈り、この日を祝うとゆうもの。
まさにこの日当日一日限りの花屋を担当した。ふだんはお客として訪れる花屋をじぶんが花屋としてお花をあつらえる。プレッシャーはあるけれど、これはお祭りであるし、しろうとのあたしがやることに意味があるのだと主催である微花な彼らから十分に言葉をいただいていた。場所がfoodscape!の軒先とゆう絶好のロケーションもあって今年もありがたいことに賑わっていた。その中でもこのたった一日だけのイベントをめがけて足を運んでくださった方もいた、泣ける。ほんとうにありがとうございました!
昨年の経験もあり今年は昨年より幾分心に余裕があったように思う。それでもだ、悔やむことがある。つまり、大多数の方はふだんから花屋に行かないのだ。とりわけ、これは去年も思ったことでまた今年もやってしまった。そうゆう方たちの目にとまり、お花に興味を持っていただけるのはすこぶる嬉しい。あたしがどうしても思ってしまうのはそのもう一歩先だ。
たとえば、コデマリ。
このお花はいわゆる枝ものなんだけど、正直そんなに人気がなかった。大きいしかさ張るので持ち運びに不便を思う気持ちが先行するだろう。また、薔薇などに比べたら華やかさに欠けるのもなんとなしわかる。
こちらがコデマリのドライ。
枝を短く切ってスワッグ風にまとめたもの。繊細な小花がとても可愛らしい。こうゆう提案をもっとしたかったしすべきだったけど、作業に追われてしまった。反省。
これはドライになりますか?との質問が今年は特に多かった。西荻窪のcotitoの言葉を借りるなら「ドライにならない花はない」これはほんとにそうで、水分が抜ければドライだから。やってみないとわからないことも結構あるんだよ。
最近ドライになったワックスフラワー。
元は淡いピンクの小花だったのが深みのあるブルーへと変化していた。これには驚いたな。
逆に初めて花屋で花を買うとゆう女性に絶対思いつかないお花の組み合わせの注文を受けて、それがなんとも素敵で嬉しかった一面もある。
もう一歩と思ってしまうあたしはお花がやっぱしすきだし、花屋ではないけれどもう少しだけお花のいいとこを話したくなっちゃうんだよね。生花もドライもだれかの暮らしに寄り添ってなんとなくいいなあと思ってもらえるととても嬉しい。ですだに。