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第2夜

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毎回こうやって振り返って書くのかわからないけど、とりあえず2回目が終わりました。

 

結果的には沢山の方がいらっしゃったけど、openして1時間ぐらいは全く来なくて少しだけ不安がよぎりました。

でもそのお陰もあって一人ひとりとお話ができたのが嬉しかったな。

 

今回は、

「将来はお店を持たれるんですか?」

「どんなお店をされるんですか?」

というお声がすごく多かった。

それと、

「プロの方とこうしてお話ができて、」

と言われて、ハッとした。

 

僕は、プロとアマチュアの中間にある自分をすごくコンプレックスのように思っていたけど、見方によってはプロと思って見てくれる人もいることが分かった。

自分が提供するものに値段をつけているのだから、”より美味しい一杯” “過ごしやすい空間”を磨きをかけることには変わらないけど、プロとして見られていると思うともっともっとクオリティを上げなければな、と張り合いが生まれた。

 

それに、

「片道1時間以上かけて来ました」と言う方が多くて、彼ら、彼女らが電車に揺られている間、車のハンドルを握って国道を駆け抜けている間に考えていることを想うと、なんだか胸がきゅーと締まってくる。

 

僕のv60のメソッドは1:45で、Aeropressでは約2:00。

だいたい2分待てば出てくるカップを受け取るために、片道だけでも1時間以上かけて来てくれたんだと思ったら、彼らの期待を裏切れないな、と改めて思った。

大袈裟だな、なんて思うけど本当にそういうことなんだ。

時が経って、日々が過ぎれば熱いものも冷めるし、濃かった色も褪せてくる。人の縁も解れていく。

ただ、この震える気持ちは決して忘れてはいけない。

 

コーヒーは、本当に温かい。

 

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僕の三大要素は、珈琲・写真・甘いもの。 夢しか見てない最年少らしくない最年少。 仙台と盛岡を行ったり来たりの生活を楽しんでいます。
第2夜
月夜が過ぎて。
蒔いた種が、