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月に、願いを。

10/31は新月だった。

 

その日、お客様から

「今日は願い事をする日なんですよ」

と教えてもらった。

 

願い事。

 

この時、何をお願いすればいいのか分からなかった。

 

願う前に自分で何とかする、という性格なので、

願い事をすることなんてことにはあまり慣れていない。

その時は素敵な話だなぁ、程度で終わった。

 

帰りの時間、バスの車窓にもたれて月のない空を見上げたときに、

ふとさっきの言葉を思い出した。

 

「あー、そういえば今日は願い事をする日だっけ。」

 

まぁ折角だからということで、

見えない、でもいつもと同じ場所にいるであろう月に向かって、

離れた地に住む恋人の健康と、そして今度の逢瀬が充実した日になりますようにとお願いした。

 

これで願い事は終わり。

 

iphoneに目を移して、青い鳥のアイコンをタップした時に、

もうひとつ願い事があることを思い出した。

 

「近いうちに、全員が集まれる日が訪れますように。」

 

やっぱり、

“Twitter”というものから、必ずと言ってもいい程、浮かび上がる人たちがいる。

 

いくら近況を画面上で知られるからといっても、共有した時間を思い出すと、

あの日、あの時、あの声、あの表情が堪らなく恋しくなる。

そして自分の不甲斐なさで、会いたかったのに会えなかった後悔もある。

 

 

住んでいる土地も違えば、環境も違うし、目指しているものも違う。

だからこそ、どうしようもないときはどうしようもないんだっていうことぐらいわかっている。

自分だけでは、どうしようもない。

 

だからこそ、お願いさせて欲しい。

 

形のない月に、この願いが届いていますように。

 

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僕の三大要素は、珈琲・写真・甘いもの。 夢しか見てない最年少らしくない最年少。 仙台と盛岡を行ったり来たりの生活を楽しんでいます。
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月に、願いを。
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